手塚兎月の備忘録

チェス、ポケモン、数学、その他

【読書感想文】宇宙はなぜ「暗い」のか?

世間は夏休み期間ということで読書感想文に適しそうな本を

紹介していきます。

最初の本は宇宙はなぜ「暗い」のか?

私は中学生の頃、理科の授業で月が

太陽の光を反射して見えるという説明に疑問を持って以来

気になっていました。

宇宙には月に限らず、数多くの星があるわけですから

反射を繰り返していって宇宙は光り輝いているはずだろうと

思っていました。そうはなっていないのだから説明は間違っている

と当時はそう考えていました。

その疑問に明確に答えてくれる一冊だと思います。

要約

宇宙に星が無数にあれば、その光は地球の夜空を覆いつくし

いつも明るいはずである。しかし現実はそうはならず夜空は暗い。

この「オルバースのパラドックス」と呼ばれる解決された問題を、

本書ではあらゆる角度から考えて最後に答えを提示している。

(115文字)

 

読書感想文

私は中学生の頃、理科の授業で光の単元で月は

太陽の光を反射してるから見ることができる。

と習いましたが今までそのことに疑問を抱いていました。

なぜなら、宇宙には太陽よりも大きな恒星が

数多く存在していて且つ小さい星や隕石のような石も

多く存在しています。

恒星から発せられた光が宇宙に存在する石を照らして、

石が光を反射する。これらを繰り返していけばいずれ宇宙全体は

光に包まれるはずです。光に包まれた宇宙に存在する地球では、

地上から見上げる夜空はきっと昼間と変わらない位明るい。

しかし、現実はそうではなく夜空は暗い。

何故だろうと思ってた時に偶然この本に出会いました。

 

この疑問は本書を引用して言い直ば

無限の空間に無数の恒星がばらまかれているとしたら、

なぜ夜空は暗いだろうか

という疑問になります。

 

これは「オルバースのパラドックス」と呼ばれ、

16世紀にトーマス・ディッグスが気づきました。

彼は遠くにある星は暗くて見えないという説明を

与えていましたが、

ジャン・フィリップ・ロイ・ド・シェゾーによって

否定されています。

その80年後にオルバースも同じ考えに至り発表しましたが、

オルバースの論文にシェゾーの名前がなかったことから

現代ではオルバースのパラドックスとして知られています。

 

個人の名誉がこのような形で歴史の片隅に追いやられてしまうのは残念ですが、

昔の人も夜空を眺め同じように思い、

光の性質、星の重力などを調べ、科学的根拠を積み重ねて

夜空は暗い謎を150年かけてひも解いてく姿を想像すると

不思議な気持ちに襲われます。

 

本書では予備知識を持たない人でも読めるように

前提となる光の性質をまずは説明しています。

そこからオルバースのパラドックス

歴史的経緯に沿って説明、検証して

最後に現代的な解決を提示しています。

(738文字)

 

最後に

読書感想文なんて小学校以来やった記憶がありません。

書き方もこれでいいのかさえわかりません。

あの頃は三行で済ませていたので、比べてたら

はるかにマシでしょう。

文章を書く練習にまた何かを紹介するかもしれません。